目指すべきは「質の高い」答え(移行済み)

どんな観点によって自分の仕事を評価すればいいのか。


そのことについて、「質の高い答えを出していたか
どうか」が重要になります。


実は、仕事の評価はほとんどがこの観点で見ることが
できます。


前述の提案の例でも、「競合よりも魅力的な提案と
なっていたか」「顧客の期待を超える提案となっていたか」
などがカギとなります。


そういわれると、「無理に正解を追求しなくていいなら
気が楽だ」と思われるかもしれません。


ところがまったく逆で、むしろ「これは大変なことに
なった」と考えたほうがいい。


その理由はいたってシンプルです。


正解は決められたゴールがあるため、そこに到達すれば
いいだけのこと。



しかし質の高さを求められるとなると、天井がないと
いうことになるわけです。


つまり「提案が採用されたからOK」という発想ではなく、
常に「より質の高い答えはないだろうか」ということを
追求し続けなければならなくなるということ。


そしてポイントは、この「終わりなき旅」をいかに
続けられるかということ。


それが結果的には、深く考えることにつながっていく
からです。


場合によっては、自信のある答えを再度見なおし、
ゼロからつくりなおさなければならない場面も出て
くることになるはず。


そんなときは、「いまのままでも十分なのに、どうして
やりなおさなければならないのか」と感じることも
あるでしょう。


しかし、そこを乗り越えると、より一層「質の高い答え」
に到達できるというわけです。


正解を求める姿勢は、往々にして「間違っていないから
いいか」という姿勢につながっていくものでもあります。


しかしそうすると、結果的には安易な答えで止まって
しまうことになりかねません。


だからこそ、「質の高い答え」を求め続けるべきです。



参考書籍:『結果を出す人がやっている「思考整理」の
      習慣』
     (生方正也 著、日本実業出版社)



最後までお読みいただきありがとうございました。

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