「動作経済」の原則(移行済み)

自分のデスクは、一日のなかで多くの時間を過ごす
場所。


そこでムダな動線が多くなってしまうと、「多くの
時間をムダにする」ということになります。


だとすれば知りたいのは、デスク上にあるどんな
ものがムダな動線になっているのかということ。


そこで、「デスクまわりのモノの配置」に注目します。


その根底にあるのは、「動作経済」の原則。以下の4つを
基本に考えていけば、なにをすればよいのかがおのず
と定まってくるというのです。


原則 (1) 仕事をする時には両手を常に同じ業務に
     充てること

原則 (2) 必要な基本動作の数を最小にすること

原則 (3) 個々の動作の距離を最短にすること

原則 (4) 動作を楽にすること 

これに則って考えていくと、“右利きの人が電話を
しながらメモをする”というときには、受話器を
左手でとって右手でメモをするということになる
はずです。


そして、その動作を考えれば、電話機とメモ帳は
どのような配置がベストなのか、おのずとわかって
くるわけです。


こうした日々の細かな動きをもとにして、
「いかに動作の数を減らしていけるか」を常に考えて
いくことが大切です。


たかが数秒だとはいえ、年間でみれば膨大な時間を
ムダにすることになるのですから、意識してみる
価値はありそうです。



“資料を探す”という行為に関しては、
“10秒ルール”を儲けるとよいと言われています。


トヨタの現場で実際にやっていたのですが、
整備作業をしているときに無理な体勢でネジを
回したりすることがあります。


そういった作業をしているときに、先輩が
「ラチェット!」などと工具を渡すよう求めてくる
のですが、すぐにパッと渡せないと怒られて
しまいます。


ですから、どんな状況であっても、10秒以内に渡せる
ようにしているとのこと。


これは整備作業に限らず、どんな仕事にもあてはまる
はずです。


だからこそ、「自分が日々使っている書類や備品を
10秒以内に見つけ出せるかどうか」を試してみて
ください。。


10秒以内に見つけ出せないものがあるなら、
整理整頓に問題があるということになるわけです。



参考図書:『トヨタで学んだ動線思考
      最短・最速で結果を出す』
      (原マサヒコ著、祥伝社)



最後までお読みいただきありがとうございました。

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