「価値」を考える(移行済み)

今の時代は、ムダに時間をかけるのではなく、少ない
労働時間でも多くの成果を求められる時代です。


一般的には、多くの時間をかければより多くのものを
生み出すことができます。


しかし、いま求められているのはそういう働き方では
ありません。


よって、タイムカードを押して残業扱いにならない
ようにして仕事を続けるサービス残業などは論外。


仕事の価値は時代や状況、また人によってさまざま
ですが、いま「価値が高い」とされるのは、生産性の
高い人材です。


コストを下げてより多くのものを生み出すことが、
高く評価されるということです。


「コストカット」ということばには「お金をかけない
こと」という印象がありますが、必ずしもそうでは
ありません。


自分ですべてをやり通すより、お金を払って他人に
任せたほうが効率がよいのであれば、そのお金は
たいしたロスにはならないわけです。



むしろ、ひとりでやり通そうとしたときの「時間」
や「労力」のほうがコストが高いと考えることも
できます。





ビジネスの世界では、正しくお金を使えばあとから
お金が入ってきます。


最終的にプラスになるのであれば、それはむしろ
生産性を高めることになります。


費用対効果を検討し、お金をかけることで解決できる
ことは、お金で済ませるという視点も重要です。


また生産性を高めるためには、成果に付加価値を
与えることも必要。


付加価値とは、これまでになかった新しいものや
独自のものを、商品やサービスにつけ加えること。


必ずしも新しいことを生み出すという意味ではなく、
既存のものでも視点や使い方を変えることによって
新たな価値を生み出すことが可能になるわけです。



しかもそれは、新規事業や企画に携わる人だけに
限ったことではありません。


たとえば事務的な作業においても工夫することで
効率化を図り、従来の仕事に新たな価値を生み出す
ことは可能なのです。



参考図書:『最新ビジネスマナーと
      今さら聞けない仕事の超基本』
    (石川和男監修、宮本ゆみ子著、
     朝日新聞出版)




お読みいただきありがとうございました。

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