優先順位づけを習慣化する方法(移行済み)

いままですべてのことに全力投球してきた人
にとって、取捨選択や優先順位設定などは、
頭でわかっていたとしても実践は難しいもの
です。


なぜなら誰かから仕事を頼まれたとしても
断るのは心苦しく、受けたほうがラクだと
考えてしまいがちです。


また、仕事で手を抜くという罪悪感に
つながってしまうこともあるでしょう。


会社員時代は、「すべて完璧」をモットーに
仕事をしていました。


朝から晩まで、休みの日も職場へ行き、
自分の担当の仕事を完璧にこなすことを
目指していました。


ところが当然バタバタ状態が続くことになり、
ミスがミスを生むような悪循環に陥る…。


それはインバスケットについても同じです。


「限られた時間のなかですべての案件を完璧に
処理するにはどうするべきか?」という課題
になります。


そして研究を進めるうち、「ひょっとして、
すべての仕事を完全にこなすことは不可能
なのではないか」と気づきます。


そこで「やるべきこと」の順番をつけはじめた
ものの、優先順位づけはなかなか困難です。


しかしそんななか、徐々に順番をつけること
ができるようになったのは、次のような
「3つのメリット」を意識したからです。



1. 時間的余裕が生まれる

無駄なことを取り除くため、物理的に時間が
生まれるということ。


たとえば飛行機に乗る際、時間ぎりぎりに
乗り込むよりも、時間的に余裕を持たせた
ほうがよりよいわけです。


2. 精神的余裕が生まれる

リスト化や取捨選択によって、
「なにかわからないが、やることがたくさん
ある」という状態から脱却することが可能。


逆に精神的な余裕がなくなると、同僚や部下に
挨拶されても作業の手を止めずに返事して
しまったり、相手の話が終わらないうちに
自分の言いたいことをかぶせてしまったり
するものです。


すべては仕事に追われている状態、つまり
精神的余裕に起因しているということです。


3. 計画的余裕が生まれる

優先順位をつけると、ぎちぎちの計画に
ならなくてすみます。


そしてその結果、起こった緊急案件にもすぐ
対応できたり、計画が組み替えやすくなる
わけです。


これら「3つの余裕」は、仕事の質を高める
効果をもたらすものです。


また余裕があるからこそ、仕事の先回りで
ある「段取り」を考えることが可能になります。


そこで、メリットを意識して優先順位を
つけてみることをお勧めします。



参考図書:『トップ1%が大切にしている仕事の
      超キホン 一生使える「段取り」の教科書』
     (鳥原隆志著、大和出版)



最後までお読みいただきありがとうございました。

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