「健全な自尊心」を持つことが大切な理由:自己受容・自分の価値

・自分を受け入れる

ほとんどの人は、あるがままの自分のことがそれほど好き
ではないと言います。


自分に長所があることはわかっていても、それ以上に短所
があることを痛感しているからです。


そのため私たちは、自分がまだ完璧ではないという理由
で、完璧な人間になるまで自分を受け入れようとしない
いうのです。


自分の好ましくない部分を受け入れて、初めて変化が
起こせるようになるということです。


だからこそ、「自分を受け入れるために変わる必要は
ない」と心に刻んでおくべきです。


変わるためには、まず自分を受け入れることが大切です。


・自分の価値を信じる

子どものころは誰もが繊細で敏感。


そして人は誰しもその多感な時期に、自分について多くの
信念を持つようになるものです。

そこには、幸せな人生を送るのに役立つ有益な信念も
あれば、不幸な人生の原因になる有害な信念もあります。


なお後者には、「自分は人間として価値がない」という
信念も含まれます。


しかも、そのような信念を持っている人が存在するという
ことを意外に感じるかもしれないけれど、それは決して
少数派ではありません。


それどころか、ほとんどの人がそういう有害な信念を
持っています。


なぜなら成長の過程で周囲の大人から、「おまえは欠点
だらけだから価値がない」という意味のことを何度も
いわれているからです。

しかし、それは完全に間違っているとも思えます。


周囲の人がどれほど過小評価しようとも、自分自身が
大きな価値のある人間であることは間違いない。


だから、誰かが自分の価値をおとしめる発言をしたと
しても、それは真実ではないといいます。


他のすべての人と同じように、最高の人生を送る価値の
ある人間だということです。



・自分を認める

「自分はこの世の中のひとつの歯車にすぎない」とか、
「自分がいなくても、世の中は同じように動き続ける」
などと考えたくなることは少なからずあるものです。


また自分がとるに足らない存在だと思い込んでいる
人は、自分の仕事についても同じように思ってしまい
やすい。


そしてたいていの場合、私たちが重要だと思っている
仕事は、高学歴を必要としたり、人命を救助したり、
特別な才能を発揮したりする仕事でもあります。


しかし、たとえ世間の注目を浴びなかったとしても、
決して無意味な存在ではないはずです。


程度の差こそあれ、各人の活動は、多くの人の生活に
対してなんらかの貢献をしているからです。


自分自身の日々の活動は、多くの人の生活に貢献して
いる。


同じように多くの人の活動もまた、私たちの生活に
貢献しているはずです。


つまり、人はみな、貴重な社会貢献をして支え合って
いる存在です。


参考文献:『自分の価値に気づくヒント』
(ジェリー・ミンチントン著、
ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)


最後までお読みいただきありがとうございました。

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