リターンの大きい仕事を目指す(移行済み)

「どうせやるなら最高のゴールをイメージする」
ということ。


そして、生産性を表すROIの分子にあたる
R(Return)がゴールになります。


分子が大きくなれば、ROIという分数の値は大きく
なります。


そもそもこのゴールが小さければ、逆算思考の最初の
ステップであるという「そもそも解くべき課題なのか
を考え、取捨選択する」という段階で弾かれてしまう
ことになるでしょう。


すなわちそれは、やらなくてもよい仕事だということ。


「最高のゴールをイメージする」ということに関連して
ここでクローズアップしているのは、
Google社のMoon Shoot。


「月というゴールに向かって打つような仕事」を意味し、
「×20」という表現によって「現在の20倍の成果を上げる
仕事」と表現されることもあるといいます。


数%アップや10%アップ程度の成果では、Moon Shoot
とは言えないわけです。


また、近年話題になっているOKR(Objectives and Key
 Results)も同じような発想。





これは目標(Objectives)と達成率の指標
(Key Results)をリンクさせ、組織や個人が向かう
べき方向とやるべきことを明確にする育成手法。


設定する目標がすべて達成できるようなものであれば、
その目標設定は低いと判断されるわけです。


求められるのは、7割くらいの達成率の目標設定。


そのため、人事評価には使わないということが大前提
になります。


10倍以上の規模をゴールに設定すると、さまざまな
前提条件が変わることになります。


必要な人の規模も、質も、社内外の協力も大きく
変わるわけです。


そんな状況について、もし10倍以上という高い目標設定
がなかったとしたら、いまだに事業開発の域を
超えなかったかもしれません。


そんなことからも、どうせやるならMoon Shootレベル
のゴール設定にすべきだということがわかります。


参考図書:『最速で課題を解決する 逆算思考』
     (中尾隆一郎 著、秀和システム)



最後までお読みいただきありがとうございました。

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